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2006年4月 6日 (木)

思いを言葉に

ずっと寝かせていた山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。」
朝の通勤電車の中で読み始め、不覚にも涙が溢れてきて
花粉症のフリしてごまかしました。
これは小論文の本というよりも、人生の本です。

山田さんは言います。

思いと言葉が通じるには、「考える力」が要る。


自分の思いを自分の言葉で表現したいという人に、「考える」機会と勇気、
小さな技術を提供する、まったく新しい読み物です。
~帯ヨリ~

今日も仕事は早く終わったので、恵比寿のヘキサゴン・カフェに行って
まったりとバナナケーキを食べながら、続きを読み進めました。

表現とは何か。「好きなこと」を探すことが幸せに通じるのか。
Web上で連載されたコラムをまとめたものですから、
各章に読者の感想・自分の体験などを綴ったメールが入ります。
みんな、熱い。ちゃんと、辛かった経験も、悩んでることも、自分の言葉で
伝えようとする誠実さがあります。これが泣けるのです…(T_T)ホントやばい。
みんな、それぞれ自分に立ち向かい、克服しようともがいているのがわかります。
みんなの悩みは自分の悩みでもあります。こんな経験、あるある!ってことも多い。
それを救うのは「考える力」。
考えて、どんどん無駄なものを削ぎ落として、本質へ近づこうとする過程は
崇高ですらあります。ルーベンスの絵を見るネロのようです。←?

「心から出た言葉は全て詩になる」と言ったのは糸井重里氏。
(さすがコピーライター…。もう、これだけで泣ける…。)
著者の山田さんの、裸足で火の上を渡るような
ひりひりとした言葉の数々が胸にずっしりきます。

わたしも、ネガティブな言葉をブログに書くのはやめようと思いました。
言葉は、表現は、他者を貶めるためではなく、つながるために使いたい。
つい頭に血が昇ると「きーーーーーっ!!」ってなっちゃうんだけど。
怒るのも自己表現のひとつなんだけど。
「他人と、社会と関わろうとすること」を表現とするならば、
他人を理解しようとすることも、自己表現なんですよね。
自分は他人の中にある、ということ。
難しいけどね。がんばろう。

そして私は、やはり「言葉」が好きなのだ。
と、思いました。
今の朝日新聞のCMも泣ける…。
「それでも私たちは信じている。言葉の力を」

おとなの小論文教室。 Book おとなの小論文教室。

著者:山田 ズーニー
販売元:河出書房新社
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