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2007年5月 1日 (火)

海を見ていた午後

昨日はオープンしたての横須賀美術館へ行ってきました。
ペリーさんが来た浦賀から、バスで海側に15分ほど行った
観音崎公園の中の丘の上、
世界のタンカーや色とりどりのお船が行き交う様を見下ろせる
リゾート・ミュージアムです。
この日は絶好の海日和で、快晴の空、光を受けてキラキラと輝く海、
行き交う大小のヨット、遠くに大きなタンカー、空をとんびとツバメが舞い、
ずっと遠くには蜃気楼のようにぼんやりと千葉が見えて、
絵に描いたような海。
070430__2
海を見ているだけで楽しかったーーー!!

いや、美術展。
企画展は現代アートで、よくわからなかった…&ちょっと怖かった…です。
現代アートって、「心の闇」を連想させるものが多くないですか?
建物はキレイで天井も高く、気持ちよく造られているのですが
新築の建材にやられて目がショボショボしてきました。
ヨロヨロと弱くなってるわたしを嘲笑うかのように、
曲がり角を曲がると岸田劉生。うわあびっくりした!!!

横須賀市制100周年と連動して、近代日本絵画の歩みを
ひもといていく趣向で展示がすすみます。
当時、パリで絵の勉強してから帰国して、
行き詰まっちゃったひと、乗り越えたひとの展示が
興味深かったです。
パリっぽい絵がいっぱいありました。
パリでの勉強、楽しかったんだねえ、
ホントはパリ描きたかったんだね、
でもこれ、銀座だね、みたいな。

それはそれで楽しめたのですが、
今回のメイン。
別館の「谷内六郎館」です!!

ウチの母に「横須賀美術館に谷内六郎館があるんだよ!」
と言ったら「ああ、文春の人ね」と返されました。
いえ、新潮です。
週刊新潮の創刊号から、表紙絵を描いていた絵描きさんですね。
本館よりも小さいせいもありますが、本館よりも熱気溢れる感じ。
こっちメインで来ている来館者は多いとみた!
谷内さん、原画は初めて見ましたが、印刷には出ない複雑な色味の
グラデーションがとても美しいです!
こうやって絵を並べてみると、よく語られる魅力であるノスタルジックさだけではなくて
モダンでおしゃれなイメージのものもたくさん☆
影(シルエット)の使い方がとても上手いのーー!!!
そしてモチーフの選び方がとてもおしゃれで、ウィットが効いてるのねー。
素敵ですー!

外の通路を通って行く第2展示室では、
谷内さんのイラストポエムのアニメを上映。
紙風船がいろいろな海辺の町を旅していくお話です。
上映時間が終わって部屋を出ると
ぱあっと広がる青い空と光る海、子どもたちの笑い声。

うわあ!なんなの、この演出は!
ドラマティック!!

景色と一体化した、素晴らしい美術館でしたー。
レストランもとっても眺めがいいのでオススメです。
ミュージアムショップで、妙齢のご夫婦の
「お土産何にする?」「土産は紙風船だ!(断固とした口調)」
という会話も微笑ましかったです。

070430__3
これは観音崎の灯台から見た海。
すーーーーんごいキレイ!!
行ったらぜひ登って!

070430__4
これはハワイ。
(うそ。観音崎ホテルのティールームからみた景色)

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