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2009年3月22日 (日)

庭園美術館〜弥生美術館へ 2

さて、そして本郷の弥生美術館「夭折の挿絵画家 小林秀恒展」へ。
昭和の始め、岩田専太郎、志村立美とともに「挿絵界の三羽烏」と呼ばれた
挿絵画家の寵児でありながら、若くして(34歳!)亡くなった小林秀恒。
売れっ子すぎて、時には30時間描き続けたとか。そりゃ死ぬよ!休みなよ!
「どんなに急いで描いても一枚に一時間はかかる」とかなんとか。
いや、それ早いですから! あのクオリティで一枚一時間て!
尋常じゃないですから!

この時代の上手い人は何でも描けるので、
新聞の挿絵っぽいモノクロの絵も、
絵本の挿絵っぽいちょっとコミカルな絵も、
こけしみたいな絵も、
船も動物もすべて上手いです。上手いです! すごい!!
もう基本的なデッサン力がものすごいので、
多分これ5分で描いたんだろうな、みたいなラフな絵も
安定感と白黒のバランスが絶妙なのです。
すごいなあ…。

この小林秀恒さんは、女性をとても色っぽく描きます。
なので、不倫の話の挿絵が大変多いです(笑)。
岩田専太郎は男性をとても色っぽく描くんですよねー。
なので、侍の話とかが多いの。
うーん、適材適所。

挿絵はやっぱり観るのに時間がかかります。
もー、大好きなので!
こういう企画展は、当時の他の人気挿絵画家も
同時に展示されていて面白いです。
みんな当時人気だった絵柄で似てはいるのですが、
やはりそれぞれに個性があるのよね。
中原淳一は少女漫画っぽいし、松本かつぢはロリっぽい(笑)。
松本かつぢの少女の絵、可愛いなぁー…!

そして、中でつながってる竹下夢二美術館へ。
観るたびに毎回思いますが、
竹下夢二って本当に女以外はどうでもいいんですねーcoldsweats01
男子の絵、適当すぎです…。面白い……。

今回の目的でもあった、大大大好きな小林かいちの
新しく発見された図版は、最後に数点展示されてました。
到底思いつかない色使いと、大胆な構図。
やっぱり格がちがう…shine
なんなの、この時代にこのセンスは!

昨年、かいちが勤めていた「さくらい屋」さんに行ったところ、
女主人さんに「かいちが有名になったからみんなかいちの事
ばっかり聞くけど、他にも同じレベルの絵師はいますよ!」
とかなんとか言われたのですが、
見せてもらった他の人がデザインした絵は、
同じレベルとは思えなかったんだよな……。

小林かいちを観て心を潤して、家路につきました。
いろんなものを観るのは、勉強になる…という以前に
好きなのです。
あー、面白かった!happy02
やっぱり時間つくっていろいろ観にいかなくちゃですね!

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