« らっきょうへの目覚め | トップページ | 謎のデザイナー 小林かいちの世界 »

2009年8月23日 (日)

手のひらのモダン〜コドモノクニと童画家たち

横須賀美術館「手のひらのモダン〜『コドモノクニ』と童画家たち」展
&ニューオータニ美術館「謎のデザイナー 小林かいちの世界」展へ
行ってきました。
横須賀から赤坂見附まで。
ほぼ電車の旅でしたが、さらりと通り抜ける風が気持ちのよい
お天気のおかげで、のんびりと楽しく過ごせました。

ちなみに、今日はお着物で見参。
なんと綿の総レース。先日買った、夏帯を合わせて。
090823_03
遠くから見ると分かりづらいですが、

090823_04
近くで見ると、確かに総レース。
一見、昭和のピアノカバー(笑)。
綿ですが、浴衣よりも風通しが良く、快適でした。

さて、まずは横須賀美術館。
大正時代に創刊され、昭和初期・戦中まで刊行された
子どものための絵雑誌「コドモノクニ」で活躍した
作家さんを中心とした童画展です。

絵画主任に岡本帰一(「きいちのぬりえ」のあの人ですよ!)sign01
をはじめ、詩人の北原白秋、野口雨情や教育学者とか、
「各分野における当時の俊英たちが『コドモノクニ』に集結した」
ですよ。
様々なアイデアのモチーフ、華やかな色彩、
本当にたくさんの作家さんたちの個性溢れる絵や写真の数々。。。
(表紙写真家に、土門拳もいたよ!!)
この展示では、戦前のこどもたちがどんなに豊かな情操教育で
育まれていたか、すごくよくわかります。
それにひきかえ、戦争中に発刊されたものは
戦闘機とか兵隊さんとかばっかりで、色合いも暗くて、
夢のない絵で、泣きそうになっちゃいましたweep
その中で明るい絵を描いていた作家さんは、投獄されたりとかしてて。
こんなものが、こどものこころを豊かに育てるわけないわー!
やっぱりこどもには、一辺倒ではなくて
いろいろな人や、考えかたに触れさせなければです…!

絵に関しては、きいちはさすがの別格で、なんというデッサン…。
なんという立体感…。表情とか、上手すぎて怖いです。
泣きながらケンカする子どもの顔とか、
リアルに歪んでいて悪魔のようです。。。
上手いのわかったから! 怖いから!

昔の上手い人は本当になんでも描けるなあ…。と
打ちひしがれてみたり、
ぜひまとめて観たい! と思っていた武井武雄がたくさん
展示してあったのでじっくり観れてホクホクしてみたり、
初めてみる初山滋という作家さんの絵が可愛くて、
目を皿のようにしてみたり、
目からハートまで、しっかり堪能いたしましたheart04
昔の絵描きさんて、本当になんでも描けるのよね…。
何千枚も繰り返したんだろうな、という
安定感のあるデッサンがたまらないです。たまらないーー!

そして、横須賀美術館といえば谷内六郎館も観どころのひとつ。
観てまわっていると、ソコカシコから「週刊新潮は本日発売です…」
というつぶやきが聞こえてきておかしい(笑)。
やはり、谷内六郎は1000枚以上の膨大なアイデアと、
ノスタルジーだけではない、少しの毒がたまらないです。

そして、横須賀美術館はロケーションが素晴らしく、
海の見えるレストランでの食事は最高にきもちいいです。
これ↓は、屋上の見晴らし台(?)から見た浦賀の海。
090823_01

そして、海を渡る船!
090823_02

展示も展望も素晴らしく、夏の休日にぴったりの美術館です。
午前中に行って、レストランを予約してから展示をまわるのが
おススメ。

そしてこの後、赤坂見附へGO!

|

« らっきょうへの目覚め | トップページ | 謎のデザイナー 小林かいちの世界 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/24966/31074888

この記事へのトラックバック一覧です: 手のひらのモダン〜コドモノクニと童画家たち:

» 美術館を巡る世界の旅 [美術館を巡る世界の旅]
美術館を巡る世界の旅についてです。よろしければご覧ください。 [続きを読む]

受信: 2009年8月25日 (火) 15時51分

« らっきょうへの目覚め | トップページ | 謎のデザイナー 小林かいちの世界 »