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2009年11月16日 (月)

大乱歩展へ行ったよ

港の見える丘公園内の片隅に建つ
やけにかっこいい煉瓦作りの建物、
それが神奈川近代文学館

開館25周年企画、大乱歩展へ行ってきましたーー。
すーーーっごい面白かったです!!

思えば、乱歩の企画展へはなんだかんだで足を運んでいるわたし。
(映画祭とか、蔵が文化財指定を受けたときの公開イベントとか)
そんなに好きなのか、と問われるとそんなでもない感じなのですけど、
もう内容は何も憶えてないくらいの子どもの時に読んだ
怪人二十面相シリーズとか、
それに影響された作家さんが書いた冒険奇譚とか、
高階良子の「ドクターGの島」とか(←大好きでした(笑)!)
自分でも気づかないうちに、趣味嗜好の形成に
多大なる影響を受けているかもなんだわ。

大乱歩は、昔からすごくマメな人で、ファイリングの鬼でした!
とにかく分類・整理しないと気が済まない人みたいで、
特注の本箱に発行年数順に並べて本を収納、
個人蔵なのに図書カードがあり(笑)!
編集部に送った封筒には、内容を書いた文字を
まるで写植のようにレタリングしたり、
戦争中の検閲で一時干された時に始めた自分史年表は、
エクセルでつくるよりもずーーっとキレイな手書きでした。
2・2・6事件とかには、血しぶきが飛んでるの。
なんてマメなの!

そして、蒐集家。
マニアの大先輩!って感じのコレクター魂に苦笑いです。
作家仲間が予約した本をどうしても読みたいからと
奪うように手に入れたり。あはははは!
しょうがない大人ですが、マニアの大先輩ですもの、
しょうがないですよ、欲しいものは欲しいのよねー。うはは。

もっとひっそりしてるかなーと思ってたのですが、
意外にも館内は込み合っていて、
ミステリマニアは言うに及ばず、デート中のカップルやら
親子らしいおばちゃん&おばあちゃんやら、
世代や性別に関わらずいろんな人が来てました。
乱歩の生原稿が多く展示されていたのですが、
近くで見ていた若いカップルの男の子がミステリ好きなようで、
「これ、読んでないの?」
「これは、その後の作家に影響を与えた本でね」
「ほら、京極夏彦とか」
と、彼女に熱く説明していておかしかったhappy01
やっぱり、自分の好きなものは理解してほしいんだよね、
たとえそれが人殺しの話であってもねsweat01

まあ、一時代を築いた人の半生が面白くないわけがないです。
凡人の一生に一度くらいのどんでん返しが
何度も何度も訪れて、人生からして奇想天外ですよ。
まさに「現世は夢、夜の夢こそまこと」。

マニアックな展示でしたが、しっかり楽しめましたshine
大乱歩、万歳なのだ!

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