2011年8月17日 (水)

日本画どうぶつえん

山種美術館「日本画どうぶつえん」に行ってきました。

近代日本画が多く、だいたい明治~昭和の作家さんが多かったです。
(柴田是真とかもありましたが)
江戸時代の絵も数点あったのですが、比べてみると、
「どうぶつ」への関わりかたが身近になっているのがよくわかります。
江戸時代の動物の絵は、少し神がかっているというか
「畏怖するもの」として描いていて、
愛らしさを強調するように描いているのは最近になってからなんですね。

そんな近代日本画の中の動物たちも、やはり
生命力の象徴っぽくて、
たとえば同時代の女性を描いたものとかと比べて
力強く、生き生きと描かれています。
面白かったー。

今回見たかったのは竹内栖鳳の「班猫」(重要文化財)。
竹内栖鳳、あんまり連続して見たことはなかったのですが、
この企画展ではけっこう作品が出ていて、
「動物を描けば、その匂いまで描く」と言われた
京都画壇の王様の技をじっくりと見ることができました。

なんかこう、すごく安定感があって、「正しい」絵でありながら、
優等生的なつまんなさもなくて、すごーーーく安心する絵です。
ささっと描いたデッサンみたいな絵なんかは
一枚の書のようです。
もっと見てみたいなー。

あとは白熊(西村五雲)がすごかったです。
洋画の影響を受け始めたころの絵だと思うのですが、
野性性と毛のモフモフ加減のバランスが素晴らしい。
写真よりも本質をつかんでいるかんじ。

後世に名が残る人の作品は魂が宿ってるなー。

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入口に、大きな白熊のぬいぐるみがあり
一緒に写真が撮れますhappy01

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2011年8月 8日 (月)

行きたい展示

備忘録です。
8月中に行くよていー。

「空海と密教美術」展 〜9月25日(日)
東京国立博物館
→先生やクラスメートが見に行ったらしいのですが、
とんでもなく!! 混んでいたそうです…。
でも行かねば………。
展示物の98.9%が国宝と重要文化財。なんだそりゃー笑。
先生が、「目と足が疲れる前に、一番最初に立体曼荼羅を見に行って、
戻って最初から見て行くといいよ」と教えてくれました。

「川瀬忍の青磁 天青から 静かなる青へ」展 ~9月25(日)
菊池寛実記念 智美術館
→現代青磁作家さんの、初めての美術館での個展らしいです。
噂では、青磁のエイが天井からつるしてあるみたいで!
み、見たいーーー!happy02
焼き物は詳しくはないんですけど、好きなのです。
茶道をきちんと習ったら、器にも詳しくなれるかなー。

「日本画どうぶつえん」展 ~9月11日(日)
山種美術館
→竹内栖鳳《班猫》(重要文化財)と速水御舟《炎舞》(重要文化財)が
前期・後期にわけて特別展示です。猫が見たいので前期に行きたい。
《炎舞》の蝶って…どうぶつ??

あと、神奈川文学館の安野光雅展と、世田谷美術館の和田誠展も
行かなければ…。
夏は忙しいよーー。

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月岡芳年「月百姿」展

日本美術史の授業に出てきましたよ。

通史を3日間でやらねばいけないので、猛スピードです。
先生超早口だし! メモもできない!
「後で詳しく調べること」が大前提なので、
結局、家でも勉強しなくちゃなのですよー。
がんばります…。

で、ちょうどタイムリーに水のっちに誘われて
授業のあとに礫川浮世絵美術館の
月岡芳年「月百姿」展に行ってきました。

礫川浮世絵美術館、個人がやっているギャラリーなので
すごく小さくて、人も全然いなくて、拡大鏡を借りて
学芸員さん? の説明を聞きながら
じっくりゆっくり、細かく見ることができました。

「この作品はこの角度から見るのよ」
「これは光を当てないとわからないわよ」
(→と言って、スポットを当ててくれた)
「ここは正面刷り。横から光を当てるから、上から見て」

言う通りに見る角度を変えたり光を当てたりすると、
黒地に黒で刷った模様などが、まるでマジックみたいに
くっきりと浮かび上がってくるのです。
すごい!!
江戸の文化は本当に成熟しています。
これは画集とかの印刷したものじゃわからないわあ。

そのあと、ラクーアのムーミンカフェに行って
ムーミンと一緒に写真を撮りました。

ぜんぜん世界が違うけどhappy01
やっぱり、例えば現代美術のように「アーティストが自分の内側に向かうもの」
よりも、「見る人や使う人のために作られたアート」の方が
気持ちいいなー、と思ったのでした。

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2011年7月20日 (水)

また行きたい展示

夏休みに、安野光雅展やりますねえ!
アンデルセンと旅して

どこだここ! と思ったら
神奈川近代文学館の中? なんですね。
近いので、ブラブラ行けるかも〜。
行きたいな!

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2011年6月30日 (木)

行きたい展示

時間があれば行きたい、のと、
備忘録的意味合いも含め、列記しておきます。

〜7/24
「チェコアニメ もうひとりの巨匠 カレル・ゼマン」
Bunkamura ザ・ミュージアム

〜7/28
「没後150年記念 破天荒の浮世絵師 歌川国芳」
太田記念美術館

〜いつまで?
「パウル・クレー おわらないアトリエ」
東京国立近代美術館

7/13〜8/14
「古筆切」
根津美術館

7/14〜9/25
「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」
東京都庭園美術館

7/8〜9/4
「絵本原画展 こどもの時間(とき)」
八王子夢美術館

あと、横浜そごう美術館で蕗谷虹児やります。


最近、美術展は2〜3展をハシゴするので、
無駄なく無理なく回れるコースを考えなくちゃ。
ツアー行程を考えるプランナーのようです。

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2011年5月29日 (日)

藤城清治 自宅スタジオ展

藤城清治 自宅スタジオ展 ー生きるよろこびと幸せの展覧会ーに行ってきました。

玄関で、ふくろうと
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ワライカワセミと
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猫とサルーキー犬がお出迎えしてくれました。

ワライカワセミ、檻もないんだもの!
10cmくらいの至近距離で見ちゃった!
あんなに近くでカワセミ見たの、初めてです。
ぷーーってふくらみながら寝ていた。可愛かったheart01
展示中は人がいっぱいいて鳴かないけど、
普段は鳴く(笑う?)そうです。

自宅スタジオ開放展は20年振りだそう。
自宅兼スタジオ、ひろーーいの!
藤城先生はカルピスCMの女の子をずっと描いていたので、
カルピス社がこの展示の協力をしていて、
カルピスウォーターが無料提供されていました。
アトリエ内にある雰囲気のいいバーで、カルピスを飲む不思議(笑)。
なんか、素敵な協賛方法ですね。
水玉のワンピース欲しくなっちゃった!

なんて大盤振舞い! と思ったのは、
なんと作品すべて写真撮影OKだったこと!
ああー、カメラ持っていけばよかったーー(泣)
まさか、展示で撮影OKだとは思わなかったんだものーー。

なんか、写真での複写ごときには負けない! という自信と余裕を感じて
改めて、偉大だなあ…と思いました。
御年81歳で、まだまだ「全身全霊を賭けて」作品を生み出す力強さと
腹の底からみなぎるパワーが、繊細な光と影の中から浮かび上がってくる。

わたし、先週は個人的なことと仕事のことで荒れ気味だったのですけど、
会社で仕事上迷惑な人のこととか、どうでも良くなっちゃった!
すっごくパワーもらった感じです!
わたしも、自分の目の前のことに全力投球しなくちゃですね。
周りのことで愚痴や不平不満が出るのは、甘えてる証拠だものね。
がんばろうー!

好評につき会期延長とのことで、
6月12日までです。
場所はちょっと駅から遠いですが、おすすめです。
皆様も、時間があればぜひぜひ!!
わたしも、もう一度行っちゃおうかな! という勢いです。

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2011年5月 1日 (日)

岩合光昭写真展

行きたいんですよー、これ。

岩合光昭写真展 ねこ
高崎市美術館…。遠いよねー……。
ねこだらけ!いいなあ。
「ネコが幸せになればヒトも幸せになり、地球も幸せになる!」
名言だあcat

「岩合光昭写真展 いぬ」も
やってるみたいなんですけど、それは福島の郡山市で。
さすがにそれは行けないわあーbearing

こっち↓は近いので、
岩合光昭 どうぶつ写真展 川崎市民ミュージアム
時間をみつけて、行きたいと思っています。

岩合さんの撮る動物は、
どれも眼が生き生きとして、身体はしなやかで、
写真から生命力が満ち溢れて、見ているこちらまで元気になります。

そしてねこといぬは可愛いです。
ねこ展、見たいなあ…。

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2011年4月17日 (日)

博物館でお花見を

東京都博物館「博物館でお花見を」展へ行ってきました。

毎年この季節のみ開放される庭園と、
本館で開催されている「桜」をテーマにした名品の数々の展示のセット。
庭に咲く桜、絵画や焼き物に咲く桜を眺め、
この季節ならではの日本の美を堪能する企画です。

本日は最終日だったにも関わらず、
地震の影響からか? お庭も本館も人が少なく、
ゆるーりまったり、桜花の美しさを堪能しましたよー。

お庭ではほわほわの八重桜が満開、
ソメイヨシノはもう葉桜になっていてピンクと緑のコントラストが春らしく
本館の展示では、お花見の浮世絵に桜柄の着物、桜デザインのお茶碗…
などなど。
一堂に会してみると、桜の意匠がすごく可愛くて可愛くてheart04
桜柄のワンピース欲しいーー! と買い物に出かけたくなりましたよ。
(でもいまからじゃ季節外れか…)

桜づくし、どれもこれもかっこ可愛く、日本ていい国だなー!
と思いを新たにしたのでした。
あと、安土桃山時代に描かれた絵に比べると、
江戸時代の絵って色彩や線が鮮やかに残っていて
200年くらいだったらごく最近、みたいな気になっちゃいます。

博物館の常設展は埴輪や土偶から始まります。
二千年前の造形物が残っているんだもの、
美術史って奥が深いな……。

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2011年4月 3日 (日)

生誕100年 岡本太郎展

生誕100年 岡本太郎展に行ってきました。
(2011年3月8日~5月8日|東京国立近代美術館)

入り口には、TAROオブジェのガチャガチャ(by海洋堂)が!
「一回につき5個までにしてください」という貼り紙まで。
コレクターがいるのかしらー。

作品が一堂に会したのを見渡すと、
やはりパワーのある人だったんだなあ…、と
その作品に込められた熱気にあてられっぱなしでした。

太郎語録(?)が展示してあるスペースもあって、
そこでは金髪カップルが
「えー?そこまで言っちゃう?」
「パンクだねえ、あははは!」
と大爆笑していて、
その光景は、岡本太郎の孤独な闘いを表しているようでしたよ。

しかし、展示をじっくり観ている親子のなかには
「(解説文を読んで)
前の絵で、勝手に意味を決められたのが嫌で、
この絵を描いたんだって。
いろんなものが描かれているでしょう。
観る人が好きなように解釈していいのよ。
この絵を観て、何を感じる?」
と、丁寧に説明しているお母さんもいて、
子どもはそれを聞いて一生懸命考えていて、
既成概念にとらわれない自由な発想の子どもが
増えるといいなあ、と暖かい目で見守りました。

感受性の強い人は感じるものがありすぎ、
弱いひともそれなりに面白い展示だったんじゃないでしょうか。

ミュージアムショップでは太郎格言集が
売れていたように見えました。


「逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ」

でっかいなーー! 
晴れ晴れと立ち向かう。
それはもう、弱った時の道しるべにしたいものですよ!

強く生きる言葉Book強く生きる言葉

著者:岡本 太郎,岡本 敏子

販売元:イーストプレス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2011年1月30日 (日)

酒井抱一生誕250年 琳派芸術 —光悦・宗達から江戸琳派—

出光美術館へ、
「酒井抱一生誕250年 琳派芸術 —光悦・宗達から江戸琳派—」を
観に行ってきましたよー。

2月6日までの第一部は、「煌めく金の世界」。
金・銀泥を使った屏風などが多かったです。

琳派って、狩野派とかの家系でつながる派閥ではなくて、
純粋に画風でのつながりなわけですけど、
やっぱり光琳の類いまれな空間のセンスが圧巻でした。
光琳て、間近で見るとペンキみたいな塗りだし(失礼!)
線も均一でないし、他の日本画家と比べると
決して絵の技術が特出しているわけではないのだけど、
離れて観てみると、圧倒的にカッコイイ!
配置の全てが計算し尽くされている気がするのです。
パソコンとかない時代なのに。すごいわあ!!

そして、いつもながら出光美術館の学芸員さんの
宗達への情熱がほとばしる熱い解説文がたまらないですhappy02
日本画の解説文って、美術館によっては妙に論文風で
何言ってるかわからないことがままあるんですけど、
出光美術館の学芸員さんの文章は、もろにファンが書いてる!
みたいな(笑)。
ロマンティックかつアゲアゲなライティングに、
「この人、コピーライターになれる!」といつも思います。
他の美術館にも寄稿して欲しいー(笑)!

お昼くらいに行ったのですけど、
帰るころにはロッカーに行列ができてました。
もしこれから行かれる方は、早めに着くように
行った方がいいかもしれません。

やっぱり琳派は人気がありますね!

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