2011年8月11日 (木)

ひらがなで読めばわかる日本語

先日読んだ、やまとことばの本が面白かったので
類書のこんな本を買ってみました。

ひらがなでよめばわかる日本語 (新潮文庫) Book ひらがなでよめばわかる日本語 (新潮文庫)

著者:中西 進
販売元:新潮社
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これもまた、パラパラとしか読んでないのですが、
筆者は稀代の万葉学者とのことで
古語から現代語への変換が自然に頭に入ってきます。
博識な人と話しているとよく感じる、
「ああ、そうなのねー」とすんなり納得してしまうかんじ。
(「なんで?」「なんで?」と疑問に思う隙がないというか)

「芽」と「目」、「花」と「鼻」、「実」が二つで「耳」。
顔の中に、植物の成長過程、あるいは部分の名前が入っている。
それは偶然ではなく、根拠のあること。

とか、

「曖昧な日本人」などの「曖昧」は、漢字にしかない言葉、
すなわち、外来語だそう。
古代の日本人は、自分たちのことを「曖昧」だとは思っていなかった。
同様に、外来語を日本語だと思っている例がいっぱいある。

とか、

「自然」という言葉が、いわゆる「ネイチャー」を
意味するようになったのは明治以降。

だとか。

言葉は生き物だって、本当ですねえ!
現代では常識だと思われていた言葉が、
さまざまな変化の末のことだと思うと、
万事に対して「そんなの当たり前じゃん!」とか
「普通は~~でしょ!」とか言えなくなるです。
変化を受け入れるって大事ですねえ。

民俗学者の柳田国男は、「どんな字を書くの」と尋ねることを
「どんな字病」と名付け、警告していたそうです。
わたしもけっこう、「どんな字病」だなあ。
もっとありのまま受け入れて生きていかないと!

やまとことば本、あと何冊か類書があったら読んでみたいですー。

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2011年8月10日 (水)

日本語と神道

こんな本を読みましたー。

日本語と神道 Book 日本語と神道

著者:茂木 貞純
販売元:講談社
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漢字輸入以前の、やまとことばの成り立ちについて研究した本です。
漢字は日本語ではない、って、考えてみればそりゃそーだ。
中国から輸入されたものですものね。
今でいうと、ローマ字みたいなものなのですよね、
やまとことばの音を漢字に当てるのって。

筆者が神道研究者なので、神事にかかわる言葉に集中して編纂されていて、
ちょっと言葉の種類が偏ってはいるのですけど
(まあ、書名からしてそういうテーマなのは言わずもがなですし)、
やまとことばの成り立ちは、ほうほう、ほほーう!と
フクロウのように感嘆しました。

まだパラパラとしか読んでないのですが、
たとえば「命(いのち)」のことばのページによると、
「いのち」の語源は、

『息の勢い』
『息(い)』の『霊(ち)』
『生(い)』の『霊(ち)』
と、いろんな説があるが、呼吸・空気の動きと密接に関係があり、
『ち』は『霊(ち)』とみているところに共通項がある。

産声をあげ、息を始めたときから「いのち」が始まり、
「ものごころ」がついて「もののあわれ」がわかるようになって
初めて「ひと」になることができた。
「ひと」の語源には、「霊(ヒ)の止まる所」との説がある。
(後略)

こういうつながりにはグッときます。
言葉っておもしろいなーー!

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2011年8月 9日 (火)

もしドラを読んだよ

この「本が売れない」時代にあって、大ベストセラーとなった
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」。
今更ですが、読みましたよー。

よく言われているように、まず文章が非常に読みづらくてびっくり!
賛否両論あるわけだわあ。
小説としてなら、人前に出せる(ましてやお金を取れる)
レベルではないのだけど、ビジネス書として読むなら、
これからドラッガーを読んでみようかな、という
人にはいいかもですね。「まんがで読破!」シリーズ的な。
「マネジメント」を読んで、それをどう野球部の活動に結びつけていくか、
というのが読みどころかと思うのですが、
物語の最初の頃はエピソードが具体的なのに、
後半になってくると箇条書きっぽい感じになるのが、
中途半端感の一因かと。

でも、新しい知識やアイデアを、自分の環境にどう取り入れていくのかを
考えて考えて考えぬく。
それをきちんとしなければ、知識を詰め込んでも意味がないよね。
と感じさせてくれた本でしたよ。

あと、あだち充を思い出しました。
マネージャーでみなみちゃんだからかー 笑

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら Book もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

著者:岩崎 夏海


販売元:ダイヤモンド社
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2011年7月23日 (土)

3月のライオン 6巻

新刊が出てました。

3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)Book3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)

著者:羽海野チカ

販売元:白泉社

発売日:2011/07/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する


「誓いの5巻」から続く、「闘いの6巻」。
自分のカラに閉じこもりがちな人も、優しい人も、イラチな人も、
病弱な人も、それぞれに皆、自分のために大事な人のために
厳しい現実の壁に怯まずに闘っている。
その描写が繊細かつダイナミックで、ほんとうにうまいです。
読んでいて、手が震える。
2回繰り返して読んだあとでも、まだ胸がドキドキしています。

もーなんか、わたしが10代の頃ってこんなに真摯に生きていただろうか。
自分の正義を貫いて、一生懸命生きよう。今からでも。

という気になります。
なんというか、現実に負けそうになったとき、
勇気と力を与えてくれる。

あー、もう、イジメ問題、早く解決してほしい!
早く続き読みたい!
それと、林田先生かっこいい!

ひなちゃん、がんばれ。がんばれ。がんばれ!!

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2011年7月21日 (木)

スピカ

羽海野チカ初期短編集が出ていたので読みました。

スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)Bookスピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)

著者:羽海野チカ

販売元:白泉社

発売日:2011/07/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する


今連載中の「3月のライオン」もすごく好きですが、
短編も上手いですね〜〜。
テイストや絵柄の違う話が幅広く詰め込まれていて、
例えば少年冒険活劇のキオの話は、絵はタンタンみたいで
ストーリーも「おはなし」と呼ぶのがふさわしいような
可愛らしさなのですが、丸々一冊このシリーズだったら
飽きちゃうだろうなー、という感じなので、
この多彩さが良かったです。

わたしは表題作の「スピカ」が好き。
直球少女漫画! キュンキュンです!

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2011年7月18日 (月)

レポートとマンガの日々

三連休、皆様はいかがお過ごしでしたか?

わたしは先日のスクーリングのコメント書いて、
ほぼ草案だったレポートの推敲しまくって、と
勉強三昧の3日間でした。

三昧っていうのは嘘です。
ちょっとバーゲン行ったりマンガ大量読みとかしてました…。
てへ。

レポートは書くときは一気に書いてしまうんだけど、
何度か読み直して整えていくうちに、
なんだかどこかで読んだようなものになってしまいがちですね。
絵を描くときも、下絵の勢いを保ったままペン入れするのは難しいですが、
文章の清書って、まだ自分なりの感覚が成立してないので
参考文献にあったような表現そのままになってしまうことが多く
段落ごとに別人が書いたような感じになってしまうのよ。
直して直して直していくとわけがわからなくなってしまうしね。
難しいなあ。

まあ、途中で買い物行ったり好きなマンガ読んだり
「自分に戻る」感覚も大切かなあ、と。
言い訳です笑。

明日レポート出してきまーす。
どきどき!


下記は、連休中に読んだマンガ。
甘酸っぱいのはいいですねー…(*^m^)

お伽もよう綾にしき ふたたび 2 (花とゆめCOMICS) Book お伽もよう綾にしき ふたたび 2 (花とゆめCOMICS)

著者:ひかわきょうこ
販売元:白泉社
発売日:2011/07/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

画面はどんどん白くなっていきますが、キャラクターの描き分け
(体つきや仕草を含めて!)の巧さは比類ないです。
安心して読めるなー。

君に届け 10 (マーガレットコミックス) Book 君に届け 10 (マーガレットコミックス)

著者:椎名 軽穂
販売元:集英社
発売日:2010/01/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

君に、この想い、届け 届け 届け―――。
で、キュンキュンキュンです。やばいです笑

おもしろかったんですが実は6巻くらいまでしか読んでなくて、
久しぶりに見たらずいぶん続きが出ていたので
レンタル屋さんで一気に借りてきました。
連休中に読むのにふさわしいキュンっぷりでした(≧∇≦)!
純粋少女マンガはよいねー。

眠れぬ夜の奇妙な話コミックス ななめの音楽1 (ソノラマコミックス) Book 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス ななめの音楽1 (ソノラマコミックス)

著者:川原由美子
販売元:朝日新聞出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

わたしが初めて川原由美子を読んだのは小学生の時で、
「すくらんぶるゲーム」というラブコメで、
それ以来大好きになったわけですけど、
この話をもし小学生のわたしが読んだらまず間違いなくスルーしたでありましょう。
川原由美子って、いままでもポエムっぽい短編を描いてはいたのですけど
今回は長編ポエムって感じですね。セリフ回しとか芸術的!
で、盛り上がりはあまり感じないのですけど、やっぱり出ると買っちゃうファン心理。
いいんです、芸術だから。

中間管理職刑事   (バンブーコミックス) Book 中間管理職刑事   (バンブーコミックス)

著者:秋月 りす
販売元:竹書房
発売日:2011/06/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

4コマの女王、秋月りす。
「謎解きは3コマ目のあとで」←帯のキャッチコピー。
うまーい!
「OL進化論」の課長さんと田中さんのスピンオフ…?
パラレルワールド?の刑事もの。
ユル―く楽しめました。

サイボーグ009コンプリートコレクション[BLUE編]宇宙に広がる無限の青! (少年サンデーコミックススペシャル) Book サイボーグ009コンプリートコレクション[BLUE編]宇宙に広がる無限の青! (少年サンデーコミックススペシャル)

著者:石ノ森 章太郎
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

買っちまったよー笑。
BLACK編もWHITE編も、もちろんこのBLUE編も
少年サンデーコミックスの再編集なので、
すべて読んでいます、覚えていますが。
今読むと、本当に優男ですね、ジョー笑。


あと最近、おもしろいマンガって何ですかねー…。
おもしろいマンガ読みたいなー。







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2011年6月 8日 (水)

超・美術館革命

行きたい行きたい、と思っていながら行けていない場所のひとつ、
金沢21世紀美術館。
その館長の書いたエッセイ本を読みましたよー。

超・美術館革命?金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21)Book超・美術館革命?金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21)

著者:蓑 豊

販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

建築事務所SANAA(妹島和世・西沢立衛)が、
ヴェネチア・ヴィエンナーレ(国際建築展)で最高賞であるところの
金獅子賞を受賞したことで有名だし、人気があるとは聞いていましたが、
初年度で157万人もの来場者を集めたとは知りませんでした。
金沢市の人口は46万人だそうですよ。

後半は同じことの繰り返しで飽きてしまいましたが、
前半はその熱い語りっぷりにぐいぐい引き込まれました。
展示法を親しみやすくすることといい、集客企画といい
本の中でも書かれてますが、旭山動物園を彷彿とさせます。
そうなのねー、努力をしないと人は集まらないんですよ。
そして、面白ければ人は集まるのですよ!
ルーブル美術館の館長も見学に来たそうだよ!

まず市長が構想を練って、その思いを充分に受け止めた建築チームがいて、
そして館長が実践し、街がそれに呼応した、奇跡の美術館。
うーんほんと、関係者の気持ちがひとつになると
想像の何倍ものパワーが生まれるのね。
初年度の経済波及効果は326億円ですって!

「経済が文化を支えるのではなく、
文化が経済を活性化して日本を豊かにしていく」

この言葉を実践して、美術館とともに街が活性化して
商店のシャッターが開いていくのはとてもスペクタクル!
街づくりとは、こうでありたいな。
と、思いました。

期せずして今日、
銀座松坂屋取り壊し→跡地に複合施設建設のニュースが。
銀座も大好きな街なので、施設だけでなく街が元気になるといいなあ、
と思うのですが。

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2011年5月25日 (水)

市橋織江 PARIS

ずーーーっと悩んでいた写真集を買いました。

PARIS (市橋織江写真集)BookPARIS (市橋織江写真集)

著者:市橋織江

販売元:ピエブックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

市橋さんの淡い写真が以前からすごく好きで、
4月に発行されてからずっと迷っていたこの写真集。
今日立ち寄った本屋で、中身が見えるように
ビニールが剥がしてある1冊があって。
パラパラめくっているうちに、ものすごく
ほわーーーっとして、でもドキドキして、
なんだか、ぱーーーーっと別世界へ飛んでしまった。

やっぱり好きですねー。
この、銀塩なかんじと淡い光線とちょっと冷めた構図。

今、サイトを見てみたら、
写真展もやるらしい!

EMON PHOT GALLERY
市橋織江写真展 「PARIS」
6/3〜6/30
情感溢れる市橋独自の視点

日曜はお休みみたいなんで、行けるとしたら土曜かー。
なんとか時間見つけて、行きたいです。

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2011年5月12日 (木)

残業が減ったよ

GW明けたら、業務の量が減ってました。
別に会社が危なくなってるわけではなく。。。

今まで、なんだかもうとにかく他の部署の業務の
チェック→修正指示→完了までチェック→後工程へのGO出し、
まで行っていたのを、
各部署の仕事は各部署内で終わらせるように
上司が割り振ってくれた(というか、徹底するように指示してくれた)
みたい。

おかげで、すーーーーーーーーーーんごく楽になりました!
今までは、例えて言うなら、
マンションの建築作業やってるのに
不動産の契約書類のチェックもやってるみたいな。
おまけにマンション広告チラシのデザインチェック&リーガルチェック
やってるみたいな。
いや俺、現場作業員だし! みたいな。

ようやく、自分の業務に集中できるですnotenote
わあいー heart04ヽ(´▽`)/heart01

ので、帰宅時間も早くなり、帰宅途中につい本屋に寄ってしまい、
また大量に本を買う日々です…。
とりあえず、この4日間で買った本は料理本が多いですね…。
来週は塩鮭弁当つくりたいなー!

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2011年5月 6日 (金)

天空聖龍 9

いやはや、レポートを書き上げましたのらー。
今月4本の予定が、2本しか送れなかった…。とほほ。
GWでこれじゃあ、これからの学習生活に不安が残るです…。

それはそれとして、ムリヤリ完成つながりで、
山口美由紀の「天空聖龍」が完結しましたよー。

花ゆめよりも少しおねいさん雑誌だからか、
少々物悲しい感じの、手放しの大円団ではないエンディング。
これが大人になるっていうことなのでしょうか。
いや、面白かったのですけど。

わたしとしては、この作者の「ドラゴン・ナイト」や「春告げ小町」のような
「ごん太(ぶと)女子が、へなちょこ男子を叱咤し、支え、そして共に生きて行く」
というお話がたいへんたいへん好きなもので、
ちょーーーっと、長(中?)編漫画の完結としては物足りなかったです。
いや、面白かったんですけど。
ヒロインのカナンが、もう少しごん太だったらなあ…catface

ところで昨日読み返した川原泉の「ブレーメンⅡ」の悪役側と
・悪いクスリにハマって、自分の意志ではもう抜け出せない下っ端
・自分の行動で破滅していく親玉
という部分が(ステレオタイプとはいえ)見事にシンクロしていて、
「こんな環境でなければ、普通の生活ができたのに…」weep
と、悪役サイドに涙。

悪役の描き方も、上手いのですよね、山口美由紀。
その安定した画力といい、「人を見る目」が本当に豊かなのだなあ、と思うのです。
なんにせよ、きちんとまとめて終わらせてくれる、安心して読める作家さんです。
次の連載が楽しみでーす!

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